異能使いのシステム
 『異能使い』には、いくつかの魅力的なシステムが搭載されています。

■真名システム
 『異能使い』では超物理的な事象が存在します。ですから「言霊」という概念も存在します。このゲームにおいて言霊はキャラクターの【覚醒力】という数値への修正として表されるのです。
 【覚醒力】というのは、異能力を発揮するさいの限界を表す数値で、この数値が高いほどより強力な異能力を発揮できます。つまり、その異能者が特定の属性の異能力に親和性を持つことが、その名によって決定していると考えるわけです。
 異能力の属性は、〈光〉〈炎〉〈雷〉〈水〉〈影〉〈氷〉〈土〉〈風〉に〈生命〉〈精神〉を加えた10種類に分類されています。

■予感システム
 『異能使い』のPCはその運命により、いくつかの[予感]をもっています。その予感はお互いに引き合い、様々な因果を生み出していきます。そのためのルールが予感システムです。
 予感は[愛情][友情][信頼][悲哀][道標][保護][興味][共鳴][競争][崩壊]の10種と[偶然]、その他にシナリオごとにGMが設定するシナリオ予感の12種があります。PCはこのうちランダムで2個の予感と[偶然]という3個の予感を、セッション開始時に持ちます。そのPCがもっている予感と、GMが各シーンで設定した予感が引き合うとき、そのPCは予感を使ってシーンに登場することができるのです。
 そして、この登場に使用された予感により、さらに引き合う予感は増えていきます。
 このように予感システムとは、運命の流れをシステム化し、ゲームとして運用可能にしたものなのです。

■血脈覚醒
 異能者たちの伝説によれば、異能者の遠い祖先に「始祖」と呼ばれる者たちがいて、異能力を後生に伝えたといいます。なにせ異能力に関することであり、遺伝のような厳密な法則があるわけではありません。しかし、血統のイメージに近いような異能力伝播は存在するようです。
 その始祖が発揮したという超常的な力。それを発揮することを「血脈覚醒」といいます。
 血脈覚醒をすることで、PCは判定を完全成功にしたり、死からよみがえったりすることができます。
 血脈覚醒はひとりのPCが1セッション中に2回使用することができます。