『アリアンロッドRPG 2E 改訂版』シリーズ質疑応答 2020年7月30日版  この質疑応答は、プレイを円滑に進めるために、コピーしたり、それを無償で配布したりすることを許可します。ただし、ファイル名や内容を変更することを一切禁じます。「無償の配布」には、ホームページなどに掲載することも含まれます。  なお、質疑応答による回答は正誤表のような正式の修正ではなく、また版によって変化することがあります。質疑応答の回答を導入するかどうかは、ゴールデンルールにしたがってGMに決定権があります。各プレイヤーがGMの判断にしたがってください。 (C)FarEast Amusement Research Co.,Ltd. (C)KADOKAWA ※文中に「『R1』P89」「『R2』P27」などと書かれていた場合、それぞれ『ルールブック①改訂版』『ルールブック②改訂版』の該当するページを参照することを示しています。また、この質疑応答を参照する前に、『R2』P224~P227のトラブルシューティングも読んでおいてください。 ■キャラクターの作成/成長 Q:能力基本値の最低値はいくつですか? A:1となります。 Q:キャラクター作成時にメインクラスとサポートクラスが同じ場合、フェイトが1点増えますが、クラスチェンジによってメインクラスとサポートクラスが同じになった場合もフェイトが増えますか? A:増えません。キャラクター作成時のみフェイトが増えます。 Q:一般スキルの上限である[累計でキャラクターレベル+1]レベル分には、ライフパスで取得した分も含まれますか? A:含まれます。 Q:キャラクター作成時にスキルを取得することによって、能力基本値が13を超えることはできますか? A:できます。能力基本値を13よりも大きくすることができないのは、ボーナスポイントの割り振りの時のみです。 Q:キャラクターレベルが9レベルから10レベルに上がる時、上級クラスにクラスチェンジすることは可能ですか? また、この時にフェイトを上昇させた時に増える値は1点ですか、2点ですか? A:キャラクターの成長は、まずキャラクターレベルを上昇させます。そののちに、成長パターンを選択しますので、9レベルから10レベルに上がる時に上級クラスにクラスチェンジすることは可能ですし、フェイトの上昇する値は2点になります。 Q:キャラクターレベルが上昇した時、取得に他のスキルの取得(または一定以上のスキルレベル)を前提とするスキルを、その前提となるスキルと同時に取得することはできますか? A:できます。 Q:ローカルデータのライフパスを使用して、フルスクラッチでキャラクターを作成する場合、「②スキルの決定」で取得できる一般スキル1レベル分をローカルデータの中から選択することはできますか? A:基本的にできないものとします。ただし、GMが認めた場合はその限りではありません。 Q:レガシークラスをキャラクター作成時に取得することはできますか? A:GMの許可があれば可能です。ただし、その場合はフルスクラッチでの作成となります。その際に一般スキルの《レガシーサイン》は必ず取得してください。 ■判定 Q:対決判定の際、アクション側の判定の達成値が0以下となり、リアクション側の判定がファンブルした場合、どちらが勝利したことになりますか? A:アクション側です。 Q:対決判定の際、リアクション側はリアクションの判定を放棄できますか? A:できます。その場合、アクション側が判定でファンブルを出さない限り、必ずアクション側の勝利となります。 ■戦闘(ラウンド進行) Q:呪歌をカバーすることはできますか? A:できません。呪歌は攻撃に含まれません。 Q:トラップの対象となったキャラクターをカバーすることはできますか? A:カバーは攻撃を受けたキャラクターに対する行動ですが、ダメージを与えるトラップであれば、GMがシナリオの内容や状況などによって、カバーを認めてもよいでしょう。 Q:キャラクター以外(オブジェクトなど)をカバーすることはできますか? A:カバーは攻撃を受けたキャラクターに対する行動ですが、GMはシナリオの内容や状況などによって、オブジェクトへのカバーを認めてもよいでしょう。 Q:『ルールブック①改訂版』の「未来の英雄へ③」で、剣の冒険者くんが山賊よりも早く行動しているのですが。 A:申しわけございません。製品版では、データ調整の結果、山賊の【行動値】が変更となっております。 Q:「タイミング:パッシブ」のスキルやアイテムの効果は、そのスキルを取得したキャラクターや、アイテムを装備したキャラクターが戦闘不能になっていても発揮され続けますか? A:基本的に効果を発揮しないとしてもよいでしょう。状況やアイテムの内容などにより、GMが決定してください。 Q:ラウンド進行中に、他のキャラクターにアイテムを渡す場合はメジャーアクションになりますか? A:なります。 Q:ラウンド進行中に、手放したアイテムを拾うことはできますか? A:アイテムの落とした位置を管理する必要があるため、基本的にはできないとするのがよいでしょう。GMが認めた場合に限り、アイテムを落とした位置を管理し(スクウェアルールを採用している場合、管理の手間が軽減されます)、メジャーアクションを使用すればアイテムを拾うことができるとしてもよいでしょう。また、手放したアイテムではなく、別の落ちているアイテムを拾う場合も同様に、メジャーアクションとするとよいでしょう。 Q:スキルなどの効果によって射撃攻撃が「対象:場面(選択)」に変更された場合、エンゲージしているキャラクターを対象に選択することはできますか? A:できます。 ■バッドステータス Q:複数のキャラクターから同じバッドステータスを与えられた場合、どれが有効になりますか? A:まず、強度が設定されているバッドステータスについては、強度の高いものが有効となります。たとえば毒(1)の効果を受けたあとに、毒(2)の効果を受けた場合は、毒(2)の方が有効となります。これはノックバックも同様です。それ以外のバッドステータスについては、最初に受けたバッドステータスを有効とします。 ■その他のルール Q:[イリュージョン][フールイリュージョン]の効果を受け、別のエネミーの姿となっているエネミーにエネミー識別を行なった場合、どのように処理したらよいですか? A:上記のトラップなどの効果で別にエネミーに姿を変えている場合、元のエネミーではなく、化けている姿のエネミーとしてエネミー識別を行なってください。たとえば、ゴブリンがトラップの効果でドラゴンに化けていた場合、ゴブリンではなくドラゴンのデータを使用してエネミー識別を行ないます。 Q:《ステッドファスト》や《抵抗性:スリップ》を取得しているキャラクターが騎乗状態の時にスリップを受けた場合、騎乗状態は解除されますか? A:解除されません。《ステッドファスト》や《抵抗性:スリップ》はスリップを受けないスキルだからです。 Q:騎乗状態の時にスリップを受け、《インデュア》や《バッドステータス無効》で回復した場合、騎乗状態は解除されますか? A:《インデュア》《バッドステータス無効》はバッドステータスを回復するスキルのため、騎乗状態の時にスリップを受けると騎乗状態が解除され、それによる貫通ダメージを受けてしまいます。ただし、《インデュア》や《バッドステータス無効》を使用すれば、移動できなくなるというスリップのペナルティは受けずに済みます。 Q:騎乗者が飛行状態となった場合、同乗者も飛行状態となりますか? A:なります。 Q:同乗者が飛行状態となった場合、騎乗者も飛行状態となりますか? A:なりません。この場合、同乗状態は自動的に解除され、同乗者のみが飛行状態となるとしてください。 Q:騎乗者と同乗者が飛行状態の時、一方の飛行状態が解除された場合はどうなりますか? A:騎乗者の飛行状態が解除された場合、同乗者の飛行状態も解除されます。ただし、同乗者の飛行状態が解除された場合、同乗者のみ飛行状態が解除され、同時に同乗状態も解除されるとしてください。 Q:ものすごい距離が離れていたとしても(たとえば1000m)、跳躍の判定でクリティカルしてしまうと、飛べてしまうのですが。 A:1000mのように跳躍することが不自然な距離の場合、GMは跳躍の判定を認める必要はありません。どのくらいまでの距離の跳躍を許可するかは、そのPCの【移動力】を上限とするとよいでしょう。 Q:移動中に跳躍を行なう場合、どのように処理すればよいですか? A:移動の中に跳躍も含まれていると考えてください。したがって、移動の開始位置から終了位置の間に跳躍を行なう穴などが完全に含まれていれば、移動の開始前に跳躍の判定を行ない、これに成功すれば穴などを飛び越えて、目的の場所まで移動を行なうことができます(失敗した場合は、その穴などに落ちてしまうことになります。穴が広い場合は、その穴の真ん中に落下したことにするとよいでしょう)。移動の終了位置がちょうど穴などになっていた場合、跳躍を行なうことはできないとするとよいでしょう。 Q:聞き耳の判定に成功した先に、複数の種類のエネミーが存在した場合、エネミー識別はどのように処理すればよいでしょうか? A:たとえば、聞き耳をした先のエリアにA、B、Cの3種類のエネミーが存在したとします。GMは3種類のエネミーがいることだけを告げ、それぞれのエネミーについて1回ずつエネミー識別を行なわせてください。この時、GMはエネミーの外見や特徴などから推測して、PCが聞いた音(ガチャガチャと金属鎧の音、カサカサと歩く音など)のプレイヤーに告げて、エネミー識別を行なう際の参考(フェイトを使用するなど)にさせてもよいでしょう。また、PCの置かれた状況や環境などによって、GMはエネミー識別ができない(あるいは1回しか行なえない)、エネミー識別の判定のダイスが-1Dされるなどしてもかまいません。 Q:FS判定で、進行判定や支援判定以外を行なうことは可能ですか? A:GMが許可した場合、進行判定や支援判定以外の行動をとってもよいでしょう。 Q:隠密状態のキャラクターが複数存在しており、それを見破ろうとする場合、見破る側のキャラクターの判定は1回だけですか? A:1回だけ行なってください。 Q:隠密状態のキャラクターがいるエンゲージに敵対するキャラクターが突入した時、隠密状態は解除されますか? A:解除されません。 Q:封鎖されているエンゲージに隠密状態のキャラクターと敵対するキャラクターがエンゲージしている場合、敵対するキャラクターの離脱を妨害できますか? A:妨害することは可能ですが、隠密状態は解除されるとしてください。 Q:隠密状態の時に《クロススラッシュ》のようにメジャーアクションが二回以上発生させるスキルなどを使用した場合、隠密状態はいつ解除されますか? A:メジャーアクションを二回以上発生させるスキルなどの終了までとします。質問を例にすれば、《クロススラッシュ》が終了まで持続します。 Q:隠密状態の時に「対象:自身」以外のパワーを使用した場合、隠密状態は解除されますか? A:解除されます。 Q:同意した他のキャラクターや戦闘不能のキャラクターを運搬するために背負ったり、抱きかかえたりするのにアクションは必要ですか? A:フリーアクションとしてください。 ■スキル ●スキル全般 Q:武器攻撃に効果を及ぼすスキルは、白兵攻撃、射撃攻撃の両方に使用することができますか? A:できます。たとえば、ウォーリアの《バッシュ》は白兵攻撃と射撃攻撃の両方に使用することができます。ただし、白兵攻撃や射撃攻撃に限定されている場合、それぞれの攻撃にしか使用できません。 Q:「エンゲージしていないキャラクターに白兵攻撃可能な武器」を装備している場合、その武器を使用してエンゲージしていないエネミーに「射程:至近」のスキルを使用できますか? A:できません。「射程:至近」のスキルは、エンゲージしているキャラクターのみを対象として選択することができます。たとえば、武器の射程が20mだとしても、スキルの対象にできるのはエンゲージしているキャラクターのみとなります。 Q:スキルAと同時に使用するスキルBを使用した時、スキルAを《インタラプト》などで打ち消された場合、スキルBも打ち消されたことになり、スキルBのコストを消費する必要がありますか? また、使用回数に制限があった場合、使用したことになりますか? A:スキルBと同時に使用するスキルAが打ち消されたため、スキルBを使用することはできなくなります。したがって、スキルBは使用しなかったことにしてかまいません。この場合、スキルBのコストを消費する必要はありませんし、また、使用回数があるスキルの場合、使用した回数を増やす必要もありません。 Q:「タイミング:効果参照」となっていて、「効果」の中で同じタイミングで使用するスキル(《フィッシング》と《ハンティング》など)を、同時に使用することはできますか? A:できます。 Q:「タイミング:《(スキル名)》」となっていて、同じスキル名が指定されているスキルを(《カバームーブ》と《アラウンドカバー》など)、同時に使用することはできますか? A:できません。 Q:シーン終了まで効果が持続するスキルで、効果を終了させる方法が明記されていないスキルの効果を途中で打ち消すことはできますか? A:自分が使用したスキルであれば、自身のフリーアクションを使用して、効果を打ち消すことができるとしてください。 Q:ウォーリアのスキル《カバーリング》とファランクスのスキル《カバーリング》は別のスキルとして扱うのでしょうか? A:名称が同じスキルは取得できるクラスが異なっていても同じスキルとして扱います。したがって、ウォーリアとファランクスのそれぞれで《カバーリング》を取得するようなことはできません。 Q:セージのスキル《エフィシエント》やメンターのスキル《メンターアーツ》などに記述されている「効果をダイスで求めるスキル」とはどのようなスキルのことを指すのですか? A:スキルの使用時にダイスを振り、その出目を値として適用するスキルです。たとえばウォーリアの《バッシュ》や《スラッシュブロウ》は、ダメージロールのダイスを増加させる効果であり、ダイスの出目を値として適用しないので該当しません。一方、アコライトの《プロテクション》や《ヒール》などは、スキルの使用時にダイスを振って、ダメージを軽減する値やHPを回復させる値を、ダイスの出目で決定するので該当します。 >>UPDATE Q:グラディエーターのスキル《フューリーブラッド》のように「1メインプロセスにn(nは自然数)回使用可能」と書かれているスキルは、セットアッププロセスなどでも使用できますか? できる場合、回数制限はどうなりますか? A:使用できます。「1メインプロセスにn回使用可能」と書かれているスキルは、各プロセスごとにn回使用できるとしてください。 >> Q:対象が複数体([SL+1]体、3体など)となっているスキルは、必ずその人数を対象として選択しなければならないのでしょうか? A:いいえ。対象として指定されている人数以下であれば、自由に選択することができます。たとえば対象が3体の場合、1体~3体の範囲で対象を選択してください。 Q:マイナーアクションでサモナーの《アニマルパクト》を使用し、さらに《コンストリクション》を使用した場合、「対象:場面(選択)」「射程:視界」にした上でコストを-2することはできますか? A:できません。このような効果に矛盾を起こす(例では「対象:単体」への変更と「対象:場面(選択)」への変更が同時に発生している)ようなスキルの使用は、できないものとしてください。 Q:【物理防御力】の値が0以下になるような《アーマーダウン》を掛けられた場合、【物理防御力】は0となりますが、この状態の時に《フォートレス》を掛けた場合、【物理防御力】は《フォートレス》で増加した分の値となりますか? A:なりません。《アーマーダウン》で減少する値と《フォートレス》で増加する値とで再計算してください。これは、増加させる効果と減少させる効果のどちらか片方が消滅した場合でも同様です。また、【物理防御力】だけでなく、【魔法防御力】や【移動力】など0以下にならない副能力値などすべてに適応されます。 Q:【HP】と【MP】の両方を回復させるスキル(《レストタイム》など)の効果を求める時、ダイスは【HP】【MP】それぞれ別に振るのでしょうか? A:ダイスを一度振って、その結果を両方に適用してください。ギルドサポートの《命の滴》も同様です。 Q:《値引き》《レギュラー》《バーゲンマスタリー》など、アイテムを価格よりも安く購入できるスキルの効果が重なった場合どうなりますか? A:効果を合計してください。たとえば《値引き》で10%引き、《レギュラー》で10%引きの効果が重なった場合、「種別:ポーション」のアイテムは20%引きで購入できます。 Q:《トリプルブロウ》《ダブルショット》など複数回の攻撃を行なうことができるスキルを使用している途中で、《ソウルバスター》などによって自分の【HP】が0になった場合、残りの攻撃を行なうことはできますか? A:できません。【HP】が0になった時点で戦闘不能となります。ただし、対象が《パーフェクトボディ》を使用するなど、戦闘不能から回復した場合はこの限りではありません。また、《トリプルブロウ》で攻撃している時に《アボイドダンス》などを使用されてエンゲージを離脱されてしまった場合、《トリプルブロウ》では攻撃を行なうことができなくなりますので、やはり残りの攻撃を行なうことができなくなります。 Q:《サンドクラウド》など振ったダイスを無効化するスキルで、GMがブラインドダイス(ダイスを見えないように振る)でダイスロールを行なっている場合は、一番高い出目、一番低い出目のように指定すればよいですか? A:そのように指定するとよいでしょう。 Q:クラスアイテム:ブラックスミス(『PIG』P208)のリンク効果によって《テンパー:~~》のSLが5になったキャラクターが、《ウェポンカスタマイズ》を取得できますか? A:できません。アイテムの効果によるSL上昇では、スキルの取得の条件を満たさないものとします。 ●種族スキル Q:《ハーフブラッド》でサハギンやフェイの種族スキルを取得した場合、属性もそれらに合わせて変更されますか? A:変更されません。 Q:《ハーフブラッド》で《フェイ:~~》を取得したキャラクターが、《ラーニング》で《テイルズシンボル》を取得し、該当するアイテム(《フェイ:ヴァルキリー》ならば妖精天馬)を取得することができますか? A:取得できます。 Q:《アストラルボディ》を取得したキャラクターが《エンラージリミット》を取得した場合、どのように処理しますか? A:効果が矛盾するため、同時に適用はできません。どちらかのスキルのみを適用してください。 ●ウォーリア Q:スリップを受けているキャラクターを《セイブアタック》で、エンゲージから離脱させることが可能ですか? A:できません。スリップを受けている間は、戦闘移動、全力移動、離脱を行なうことはできません。 ●アコライト Q:《フェイバード》の効果で、エネミースキルの《フェイス:~~》を対象に適用することができますか? A:できません。 ●メイジ Q:《マテリアルコンポーネント》で使用する宝石を購入することは可能ですか? A:GMが許可すれば可能とします。価格はエネミーのドロップ品に書かれている金額を2倍にしてください。 ●シーフ Q:《ワイドアタック》などの複数の対象を攻撃した時に《スティール》を使用した場合、それらすべてのエネミーに対してドロップ品決定ロールが可能ですか? A:可能です。攻撃したエネミーごとにドロップ品決定ロールを行なってください。 Q:右手に短剣、左手に長剣のように片手のみ「種別:短剣・鞭」を装備している場合でも、《アンビデクスタリティ》の効果を受けることができますか? A:できません。右手、左手共に「種別:短剣・鞭」を装備してください。 Q:右手に短剣、左手に呪縛鎖を装備し、《アンビデクスタリティ》の効果を受けている場合、呪縛鎖の効果を使用して20m先の対象に《シャドウブレイド》を使用することはできますか? A:できません。呪縛鎖の効果を使用した場合、呪縛鎖で攻撃可能だが、短剣では攻撃不可能という矛盾が発生します(短剣の射程は至近のため)。その結果、《アンビデクスタリティ》の効果を受けることができなくなり、《シャドウブレイド》を使用することができなくなります(《シャドウブレイド》は「使用条件:短剣」のため)。 ●アルケミスト Q:《アルケミカルサークル》の効果は、ハンドグレネードに適用できますか? A:できません。ハンドグレネードは錬金術判定ではなく、射撃攻撃で攻撃する武器です。 Q:《ウェポンクリエイト》を複数回使用して、武器を複数作ることはできますか? A:できません。ただし、作成した武器を失なったり、破壊されたりすれば、再び作成することが可能です。 Q:《シンセサイゼーション》を使用した場合、マイナーアクションでポーションを2個使用し、メジャーアクションで《ポーションピッチ》によってさらにポーションを2個使用することはできますか? A:できます。ポーションを使用するタイミングで2個ずつ使用可能です。 ●ガンスリンガー Q:「種別:魔導銃」は射撃攻撃が可能な武器なので、《ラストリゾート》で白兵攻撃を行なった時、《スナイピング》の効果を適用することはできますか? A:できません。同様に《ラストリゾート》を使用して白兵攻撃を行なっている時は、「射撃攻撃が可能な武器を使用した~」という記述のスキルも適用できないものとしてください。 ●サムライ Q:《ソニックブーム》などエンゲージの外から行なわれた白兵攻撃に対して、ナイフなどの投射可能な武器による《ストライクバック》を使用することはできますか? また、《ストライクバック》に使用した武器はどうなりますか? A:できます。また、《ストライクバック》に使用した武器は、投射による攻撃を行なった時と同様の処理とします。 Q:《シークレットフォーミュラ》を使用することで素手で《レイジ》を使用した場合、武器の破壊についての処理はどうなりますか? A:以後、そのキャラクターは素手を使用した武器攻撃を行なうことはできなくなります。ただし、他の武器を装備、使用したりすることはでき、日常生活上にも支障はきたさないとします。キャンペーンプレイの場合、そのキャラクターが再び素手を使用できるようになるイベントを組み込んだシナリオを、GMが用意するのも面白いでしょう。 ●セージ Q:《ウィークポイント》の対象にできるのは、自分がエネミー識別に成功したエネミーだけですか? A:ギルドメンバーなどの仲間がエネミー識別に成功したエネミーを対象にしてもかまいません。 Q:PCと同じ方法で作成されたキャラクターに対してエネミー識別を行なう際の、識別値の目安を教えてください。 A:[対象となるキャラクターのCL+10]か【感知基本値】のどちらか高い方を識別値とするとよいでしょう。 Q:《モンスターロアー》は、《エリュダイト》の効果を受けることはできますか? A:できます。《エリュダイト》は効果に「【知力】判定を行なう」と書かれている一般スキルや、「【知力】判定を行なうエネミー識別」のダイスを増やす《モンスターロアー》や、「【知力】判定を行なうアイテム鑑定」のダイスを増やす《アイデンティファイ》などに効果があります。 Q:《サーチリスク》を取得している時に、《トリビアリスト》を使用して危険感知の判定を【知力】判定で代用判定した場合、《エリュダイト》の効果を受けることはできますか? A:《サーチリスク》は「【知力】判定のダイスを増やす一般スキル」ではないため、《エリュダイト》の効果を受けることはできません。 ●ダンサー Q:《エフェクトスキップ》はパワーによってダイス数を減らされた時にも使用できますか? A:できないものと処理してください。 Q:《クイックステップ》を宣言し、《ステップ:~~》をふたつ使用した時に、《アカンパニー》を使用すると、このふたつの《ステップ:~~》のSLが+2されますか? A:片方の《ステップ:~~》だけです。両方の《ステップ:~~》のSLを+2したい場合は、《アカンパニー》を2回使用してください。 ●バード Q:《アカンパニー》の効果はいつまで持続しますか? A:ダンサーのスキルの効果時間が終了するまでです。 ●モンク Q:バッドステータスを受けていない対象へ、《コンバットスロー》や《インベナム》によってバッドステータスを与えた場合、そのダメージロールに《アディショナルブロウ》の効果を適用できますか? A:できません。《アディショナルブロウ》は、バッドステータスを受けている対象への攻撃を行なった時のみ適用されます。 Q:《ハリケーンブロウ》によって、スリップを受けているキャラクターを移動させることはできますか? A:できます。《ハリケーンブロウ》によって発生する移動は、戦闘移動、全力移動、離脱ではありません。 ●レンジャー Q:投射可能な武器で白兵攻撃を行なった場合、《イーグルアイ》や《シャドウショット》などの「射撃攻撃が可能な武器を使用した命中判定の達成値に~」と記述されているスキルの効果を適用できますか? A:できません。 Q:《ステルスフェイス》を取得しているなど、敵対するキャラクターとエンゲージしていても隠密状態になることができる場合、その状態で《ディスアピア》を使用して隠密状態になることはできますか? A:できます。 ●ニンジャ Q:《クイックライディング》を使用して、騎乗状態にならずに戦闘移動を行なえますか? A:行なえません。 Q:すでに騎乗状態の時に《クイックライディング》は使用できますか? A:使用できません。 Q:《ミラーアタック》の効果に「6の目のダイスが2個以上になれば、クリティカルとなる」という記述がありませんが、《ミラーアタック》を使用した場合、クリティカルは発生しないのでしょうか? A:発生します。クリティカルやファンブルが発生しない旨が特に明記されていない限り、クリティカルやファンブルは発生するものと考えてください。 ●ナイト Q:《ホースバトラー》による攻撃は、直前に行なったメジャーアクションと同じメインプロセスに含まれますか? A:含まれます。 ●パラディン Q:《グレイスフォース》を《ターンアンデッド》に使用した場合、《ターンアンデッド》が[CL+SL+【精神】]以下のモブエネミーに効果を発揮するようになりますか? A:なりません。 ●スカウト Q:「投射」を行なうことができる武器で、その射程内の対象に《インターフィアレンス》を使用することは可能ですか? また、《インターフィアレンス》に使用した武器はどうなりますか? A:できます。《インターフィアレンス》に使用した武器は、投射による攻撃を行なった時の処理と同様とします。 Q:《ウィップアロー》《チェンジショット》の効果を受けている時、その射程内の対象に《インターフィアレンス》を使用することはできますか? A:できます。 Q:《ラストリゾート》を取得していない状態で、キャリバーを使用して至近の対象に《インターフィアレンス》を使用することはできますか? A:できます。 Q:《インセンサブル》を取得している時、敵対するキャラクターとエンゲージしている時に《ディスアピア》を使用できますか? A:できます。 ●テイマー Q:《マニピュレイト》により攻撃を行なわせる場合、対象が取得している攻撃と同時に使用するスキル、命中判定の直前に使用するスキル、ダメージロールの直前に使用するスキルなども使用させることはできますか? A:できません。《マニピュレイト》で行なわせることができるのは、メジャーアクションで行なえる行動(「タイミング:メジャーアクション」のスキルなど)のみです。 ●メンター Q:《メンターアーツ》の効果に書かれている「攻撃」とは、武器攻撃、魔法攻撃、特殊攻撃すべてを含みますか。 A:含みます。 Q:ファランクスで《カバーリング》を取得した場合、《コーデックス》でウォーリアを選択した時に《カバーリング》のコストを軽減することはできますか? A:できます。《カバーリング》はウォーリアのスキルであり、ファランクスのスキルでもあります。 ●グラディエーター Q:《ナローシェイブ》は、攻撃の対象が2体以上でないと効果が発揮されないのでしょうか? A:発揮されません。 Q:ダメージの有無にかかわらずバッドステータスを与える攻撃に対して《ラストスタンド》を使用した場合、バッドステータスを防ぐことはできますか? A:できます。 ●シャーマン Q:《サンドクラウド》《タングル》《フォッグミラージュ》を、1Dで行なう判定に使用した場合はどうなりますか? A:その判定の達成値を0としてください。 ●センセイ Q:《エデュケーション》で《ラーニング》を取得させた場合、《エデュケーション》の対象は改めて《ラーニング》で取得するスキルを選択できますか? A:できません。《エデュケーション》を使用したキャラクターが、《ラーニング》で選択したスキルを、《エデュケーション》の対象も取得することになります。 ●ガーデナー Q:《ガーデン:~~》の対象が、移動ではなく転移の呪符などを使用して転送を行なった場合、《ガーデン:~~》の効果は持続しますか? A:移動同様、持続しないものとします。 ●ハンター Q:《クイックプリペアー》を使用することで、ハンターのスキルで消費した「種別:狩猟」の武器を携帯品に戻すことはできますか? A:可能とします。 ●一般スキル Q:《フェイス:アエマ》は、HPポーションやMPポーションなどにも効果がありますか? A:あります。これらHPやMPを回復するポーションには、「HP回復を行なう」「MP回復を行なう」などの記述がありませんが、効果があるものとします。 ●クラスロール Q:スクウェアルール使用中、エネミーのいるスクウェアから別のエネミーがいるスクウェアへ移動した場合、《スピードアタッカーII》の効果は持続しますか? A:持続しません。《スピードアタッカーII》の効果が持続するかどうかは、使用した時にエンゲージしているエネミーとの状態を判断の基準としてください。 ●エネミースキル Q:《スキルマスター》や《スーパーマスター》で、《ボルテクスアタック》や《リゼントメント》のようにメインクラスが限定されるスキルも取得、使用できますか? A:できます。《スキルマスター》や《スーパーマスター》は、エネミーが使用するスキル、使用しないスキルをGMが自由に選択できます。また、取得するための前提となっているスキル、メインクラスなど、取得や使用に関する制限も無視してかまいません。シナリオ、PCのデータに合わせて使用するスキルを選択するようにしてください。 Q:《擬態》の効果はいつまで持続しますか? A:PCが危険感知を行なった時点(成功失敗は問わない)で解除され、シーン終了まで《擬態》の効果を受けることはできないとしてください。 Q:《擬態》でオブジェクトに化けているエネミーにエネミー識別を行なえますか? A:《擬態》の効果が解除されるまで、エネミー識別の対象にできません。 ●バートル Q:《ライドストーク》の効果で移動する際、エンゲージやトラップなどの効果で移動が中断された場合でも、移動先は対象と同じエンゲージになりますか? A:なります。ただし、GMがその時の状況などから不自然であると考えた場合、《ライドストーク》を使用できないとしてもよいでしょう。 Q:チェインダガーを使用した攻撃に、《ランナバウト》の効果を適用できますか? A:できません。チェインダガーは「種別:鞭/短剣」であり、その種別に「短剣」が含まれています。そのため、《ランナバウト》の効果を適用することはできません。 ■アイテム Q:素手で攻撃する時、《アームズマスタリー:格闘》など「種別:格闘」の武器に効果のあるスキルは使用できないのでしょうか? A:使用できます。素手は武器ではありませんが、素手で攻撃する時は「種別:格闘」の武器を使用しているものとして扱ってください。武器としてのデータは『R1』P165を参照してください。 Q:チェインダガーのように種別がふたつある武器は、使用する時に種別を選択するのですか? A:選択する必要はありません。たとえばチェインダガーであれば「種別:鞭/短剣」となっていますが、これはどちらの武器の特性も持っているということになります。したがって、「種別:鞭」のみ効果があるスキル、「種別:短剣」のみ効果がスキルのどちらも使用することができます。 Q:「種別:盾」のアイテムを左手と右手の両方に装備することはできますか? A:できます。ただし、両手に武器を装備している時と同様(『ルールブック②』P224)、どちらかの盾の効果しか適用することはできません(《シールドスラム》などのスキルも同様です)。また、処理が煩雑になりますので、『ルールブック②』P224に書かれているとおり、GMは盾をふたつ装備することができないとしてもかまいません。 Q:バスタードソードの「種別」と「装備部位」の切り替えはフリーアクションで行なうのですか? A:そうです。したがって、右手にバスタードソード、左手に盾を装備している時に、バスタードソードを「装備部位:両」に変更したい場合は、ムーブアクション(またはマイナーアクション)で盾を手放し、フリーアクションで「種別:両手剣」「装備部位:両」に変更することになります。 Q:アイテムの「破壊」と「使用不可」の違いについて教えてください。 A:破壊はアイテムそのものがなくなります。したがって、装備している武器が破壊された場合、装備は解除され、武器自体も消滅します。一方、「使用不可」は装備している状態は継続されますが、その武器を使用することができない状態を示します。 Q:ドレスブックを使用すると、防具の「物理防御力」や「魔法防御力」は0になりますか? A:なりません。「物理防御力」などのデータは、現在装備している防具のものを適用してください。演出的には、防具や衣装などを変更するものではなく、幻影などで見た目を変化させるためのアイテムとして扱ってください(したがって、触れればばれてしまうでしょう)。GMが許可すれば、別の方法を考えてもかまいません。 Q:メジャーアクションの「武器の交換」で、武器を盾に、盾を武器に、盾を別の盾に交換することはできますか? A:できます。 Q:《キャリバー》で取得できる魔導銃や、《アブストラクター》で取得できる魔導剣はマジックアイテムですか? A:魔導銃や魔導剣は、魔導具と呼ばれる“古の民”エルダが作り上げた武具で、マジックアイテムとは異なるカテゴリーのアイテムとします。 Q:「装備部位:全身」の防具を装備している時、キャップライトを使用することはできますか? A:できます。「装備部位:頭部」「装備部位:胴部」の防具を対象としたり、効果のあるスキルやアイテムなどは、「装備部位:全身」にも有効です。 Q:攻撃で《シークレットアーツ》や《ブラッディフィート》を使用した場合、忍具の効果の「ニンジャのスキルを使用した攻撃」となりますか? A:なりません。「ニンジャのスキルを使用した攻撃」は、ニンジャのスキルをメジャーアクションで使用した攻撃を意味しています。 Q:サービスの武器強化や防具強化の効果はいつまで持続しますか? A:永続的に持続します。 Q:サービスの武器強化や防具強化を複数購入し、ひとつのアイテムに効果を重複させることはできますか? A:できません。 Q:『PIG』P9に「種別が「刀」「錬金銃」「魔導銃」「魔導剣」「狩猟」「召喚具」「内蔵」「UMD」はスキルのみで取得することができ、(中略)これらのスキルを取得していない限り、装備することも使用することもできない」とありますが、ドロップ品や武器を作成するスキルでこれらの種別の武器を入手したり、スキルによってこれらの種別を付加した場合、どのように処理するのですか? A:《スピリット・オブ・サムライ》《ガンスミス》《キャリバー》《アブストラクター》などのスキルで取得した武器のみ、そのキャラクターのみが装備、使用することができるとしてください。 Q:アンカーハチェットによる射撃攻撃で、異なるエンゲージに存在する複数のキャラクターを同時に対象とした場合、転送されるエンゲージは装備者が選ぶのですか? A:装備者が選んでください。 Q:望遠鏡の効果中に、望遠鏡を捨てたり渡したりしても効果は持続しますか? A:持続しません。捨てたり、渡したりした時にその効果は失なうとします。 Q:誓いの指輪(騎士)の効果に書かれている「誓いの指輪」は、誓いの指輪(騎士)、誓いの指輪(司祭)、誓いの指輪(姫君)、誓いの指輪(死神)のことですか? A:そうです。 Q:ウェポンラックやマスケットシールドの「選択した武器をもうひとつ装備できる」とはどういう意味ですか? A:右手や左手に装備している武器以外に、選択した武器を装備しているとみなすという意味です。 Q:《コントラクト》《エレメンタルウェポン》《アルカナム》で取得できるアイテムは、マジックアイテムですか? A:マジックアイテムではないものとします。 Q:アルカナム:アリアンロッドにアルカナナム:大地を使用することで、複数のキャラクターのドロップ品決定ロールに+1Dできますか? A:できません。ドロップ品決定ロールはエネミーごとに別々に行なっているものとします。 ●《アンビデクスタリティ》《ツインウェポン》に関するアイテムの処理 Q:《アンビデクスタリティ》や《ツインウェポン》を取得している時、右手に装備した武器が物理ダメージ、左手に装備した武器が魔法ダメージを与えるような場合、武器攻撃で与えるダメージの種類はどうなりますか? A:武器攻撃を行なうPCのプレイヤー(NPCの時はGM)が、武器攻撃を行なう時に、与えることのできるダメージの種類の中から選択してください。質問の場合は、物理ダメージと魔法ダメージのどちらかを選択することになります。 Q:《アンビデクスタリティ》や《ツインウェポン》を取得していない時に右手や左手にそれぞれ武器を装備している場合、メインにしている武器の特殊な効果のみ受ける、と書かれていますが、カースもメインにしている武器のみ受けるのですか? A:いいえ。右手と左手の両方の武器のカースを受けます。 Q:《アンビデクスタリティ》や《ツインウェポン》の効果を受けている状態で、《バイオレントアタック》《ヘビーアタック》などを使用した場合、ダメージに加算される武器の重量は右手か左手の武器、どちらかだけですか? A:はい。右手か左手の武器どちらかだけとなります。どちらを加算するかはスキルの使用者が決定してください。 Q:《アンビデクスタリティ》や《ツインウェポン》の効果を受けている状態で、《アーティラリィマジック》などを使用した場合、ダメージに加算される武器の攻撃力は右手か左手の武器、どちらかだけですか? A:はい。右手か左手の武器どちらかだけとなります。どちらを加算するかはスキルの使用者が決定してください。 Q:《アンビデクスタリティ》の効果は、右手に「種別:短剣」、左手に「種別:短剣/鞭」のように、右手と左手に装備している武器の種別がすべて一致していなくても適用可能ですか? A:可能です。《アンビデクスタリティ》は、「種別」に「短剣」が含まれていれば効果を発揮することができます。 Q:《アンビデクスタリティ》を取得している状態で、キャリバー(種別:魔導剣/魔導銃/短剣)と斬滅環を装備している状態で、《ファニング》を使用して「至近」「キャリバーの射程内(至近以外)」「キャリバーの射程外・斬滅環の射程内」に同時に攻撃はできますか? A:できません。キャリバーと斬滅環のどちらも攻撃できるキャラクターのみを対象として、《ファニング》を使用してください。 Q:《ツインウェポン》の効果により、キャリバーの他にもうひとつ武器を装備している状態で、《エクシードショット》を使用します。この直後に《テンポラリリペア》を使用した場合、キャリバーともうひとつの武器の両方とも使用可能になりますか? A:なります。《エクシードショット》は装備している武器を「使用不可」にするだけであり、「破壊」するわけではありません。したがって、右手と左手には武器を装備したままとなり、依然として《ツインウェポン》の効果を受け続けることになるからです。 Q:刀の右近左近などは、ふたつ装備してもメインとして使用している方しか「攻撃力:+21」にならないのですか? A:そうです。もし、右手と左手の両方の刀の攻撃力を変更したい場合は、ウォーロードの《ツインウェポン》などを取得する必要があります。 Q:《ツインウェポン》の効果にある『「種別」は両方を備え~』とは具体的にどういう意味ですか? A:たとえば右手にキャリバー、左手に虎徹を装備した場合、「種別:魔導銃/刀」となるという意味です。 Q:《ツインウェポン》を取得しているキャラクターが永氷柱とグラビトンハンマーを装備していた場合、武器攻撃のダメージは〈水〉と〈地〉の両方の属性を持つことになりますか? A:なります。 Q:ハンドグレネードを右手と左手にそれぞれ装備し、《ツインウェポン》の効果を受けている時に《ディフェンスライン》を使用することはできますか? A:できません。ハンドグレネードの命中修正や攻撃力などのデータは、投射で攻撃する時のみ効果があるものとして扱ってください。 Q:《ツインウェポン》や《アンビデクスタリティ》の効果に「ふたつの武器の「効果」はすべて発揮」となりますが、同じ武器を右手と左手に装備している場合でも効果は発揮されますか? A:タイミングがパッシブのものであれば、右手と左手のアイテムの効果は両方とも発揮され、その効果は累積します。ただし、特定のタイミングで使用するような場合、どちらか片方の効果しか使用できません。 ●スキルの効果を発揮するアイテム  転送石、壊れた天使の人形、勇気のホイッスルのように、特定のスキルを使用することが可能となるアイテムを使用者が、そのスキルを取得していた場合の処理についての補足です。  たとえば、壊れた天使の人形で《カノン》を使用したとしても、その使用者のスキルの使用回数の制限には含まれません。したがって、壊れた天使の人形で1回、自分が取得しているスキルの《カノン》で1回、合計で2回の《カノン》を1シーンに使用することが可能となります。  これは他のアイテムでも同様です。 Q:スキルやギルドサポートなどの効果の結果、アイテムを50%未満の価格で購入することは可能ですか? A:できません。アイテムを購入する際の価格は、元の価格の50%を下限としてください。 Q:リンクアイテムを6個以上装備した場合、リンク効果の「5個装備」とある効果を受けることはできますか? A:可能とします。 ■ギルドサポート Q:《力の泉》で選択したスキルをギルドメンバーの他のキャラクターが取得していた場合、そのキャラクターが選択したスキルを使用してもコストは1/2になりますか? A:なりません。自分が選択したスキルを自分が使用した時のみ、コストが1/2になります。 Q:《カジノ》《カジノII》で、プレイヤーがダイスを振る時にそのプレイヤーのPCのフェイトを使用することはできますか? A:できません。 Q:《陣形》で移動を行なう順番はどうなりますか? A:ギルドメンバーの任意の順番で行なってください。 ■エネミー Q:モブエネミーはスキルなどの効果で、カバーを行なうことはできますか? A:できます。 Q:モブエネミーは投射による射撃攻撃を行なうことができますか? A:投射可能な武器を持っているのであれば、射撃攻撃を行なうことができるとしてもよいでしょう。射程は[メジャーアクションで使用する判定値+5]とするとよいでしょう。 >>NEW Q:エネミーが《ブロウアップ》のように、属性の指定が必要なスキルを取得している場合、どのように設定すればよいでしょうか。 A:エネミーの「属性」と同じとしてください。エネミーが「属性:-」の場合はGMが決定してください。 >> ■トラップ Q:コンティニュ型のトラップとの接触は、エンゲージとどう違うのですか? A:接触とは、主にコンティニュ型のトラップの範囲内にキャラクターが存在していることを意味しています。コンティニュ型のトラップは、エンゲージよりも広い範囲に設置することが可能です。たとえば、ひとつの部屋すべて(エリア全体)にコンティニュ型のトラップを設置することもできます。もし、エンゲージとして処理すると部屋全体がひとつのエンゲージということになってしまいます。そのため、コンティニュ型はエンゲージとは違う概念で表わす必要があるわけです。 Q:[ハザード]や[冷たい雨]などのトラップが「カスタマイズ:○」になっているのは、判定に使用する能力値が変更できるためですか? A:そうです。ただし、この場合はトラップレベルは変更する必要はありません。 Q:ラウンド進行中に[ダブルトリガー]の掛かっているトラップを解除する場合、一回のメジャーアクションで二回判定を行なうことができますか? A:一回のメジャーアクションでは、一回のトラップ解除しか行なうことはできません。したがって、メジャーアクションを二回使用する必要があります。 Q:トラップカスタマイズ表に書いてある以外に、トラップのカスタマイズを行ないたいのですが。 A:基本的には掲載されているトラップデータを参考にして、オリジナルのトラップを作成することをお勧めします。一応、既存のトラップを利用する場合のカスタマイズの例を以下に示しますので、参考にしてください。 データの変更 レベルの情報 効果内のHPロスの変更          HPロス5点ごとに、トラップレベル+3 効果内のMPロスの変更          MPロス5点ごとに、トラップレベル+3 効果内の達成値減少の変更         達成値-1ごとに、トラップレベル+2 効果内の判定のダイス数減少の変更     ダイス数-1Dごとに、トラップレベル+3 効果内のバッドステータスの効果強度の変更 効果強度+1ごとに、トラップレベル+3 Q:移動の途中で[プール]が設置されたエンゲージに入った場合、残りの移動できる距離は[游泳状態]の影響を受けますか? A:受けません。移動の途中で[プール]に接触した場合に行なう【筋力】判定に成功すれば、[游泳状態]でのペナルティに対抗する判定に成功したものとみなしてください。また、[游泳状態]によるペナルティを受けている状態で、[プール]のエンゲージから離脱する場合は、移動の最後までそのペナルティを受けているとしてください。 Q:移動の途中で[ブラックアウト]が設置されたエンゲージに入った場合、残りの移動できる距離は「明度:1」の影響を受けますか? A:受けます。したがって、[ブラックアウト]が設置されたエンゲージにした時、まだ5m以上移動できたとしても、最大で5mまでしか移動できないとします。 また、[ブラックアウト]のエンゲージから離脱する場合は、移動の最後までそのペナルティを受けているとしてください。 Q:[ファイアカーテン]や[柱]にエンゲージしているキャラクターから、他のキャラクターに対して射線は通りますますか? A:基本的に通らないとしてください。GMは周囲やPCの状況によっては射線が通る、あるいは部分遮蔽であるなどしてもよいでしょう。 Q:[腐敗の沼]や[吸引破砕機]で破壊されるアイテムは、GMが決定するのでしょうか? A:GMが決定してください。 ■パワー Q:《異才:~~》の効果で、取得に前提条件があるスキルを取得することはできますか? A:前提条件を満たしていれば取得できます。たとえばバナレットのキャラクターが《異才:ウォーロード》で《ツインアーツ》を取得するためには、まず《ツインウェポン》を《異才:ウォーロード》で取得する必要があります。ただし、《ツインウェポン》は《フルスイング》と同時に使用するために、別途《異才:ウォーロード》で《フルスイング》を取得しないと使用することができません。 ■誓約 Q:「守護の誓い」(『EXB』P44)で取得した《カバーリング》は、どのクラスのスキルとして扱われますか? A:ウォーリアのクラスとします。ただし、GMが認めるならば、ファンクススなどの、《カバーリング》が取得できる別のクラスのものとしてもかまいません。