プレイヤーキャラクター

 それでは、このような背景世界に存在するプレイヤーキャラクター(PC)はというと、どのようなタイプのそれがふさわしいのだろうか?
 それについて語るためには、もう少し詳しく世界について説明しなければならないだろう。


『ニルヴァーナ』の背景世界、そこは「バーラト」と呼ばれている。だが、“大崩壊”という、世界を滅ぼしかけた事件以前には人々はバーラトの外、もっと広大な空間を活動の舞台としていた。
 その世界はかつて高度な文明が栄えていた。そして、その滅びた文明の遺産(レガシー)が、多くはないが残された。レガシーは強力であり、生き延びた人々は悪化した環境の中で、レガシーに頼って生き延びることとなった。より正確に言えば、レガシーの恩恵にあずかれなかった人は生き延びることができなかったということなのだが……。

 そして、レガシーは「生き延びた人々」にとってはブラックボックスのようなものだった。あまりにも技術が高度すぎて、、製造することはもちろん作動原理すらわからないのだ。(レガシーを修理するレガシーは存在するので、かろうじてメンテナンスはできる)
 そして、レガシーはとてつもなく強力であると同時に使用者が限定されていることがままあった。そのようなレガシーを扱う能力を持つ者のことを、ジーニアス(ジン(精霊)憑き)と呼ぶ。そして、自らの対となるレガシーを見いだしたジーニアスのことをレガシー・アクシーダー(遺産継承者)と呼ぶのである。

 ここまで説明すれば、もうお分かりだろう。『ニルヴァーナ』における、プレイヤーの分身、すなわちプレイヤーキャラクター(PC)は、“レガシーアクシーダー”と呼ばれる特別な存在なのである。

 それでは、そのレガシーアクシーダーであるとことのPCを作成していく手順については……。


【プレイヤーキャラクターの作成】
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