プレイヤーキャラクターの作成

 それでは、そのレガシーアクシーダーであるとことのPCを作成していく手順についてはどうなっているのか? 『ニルヴァーナ』では次の二種類の方法を提示してある。

◆コンストラクション
 プレイヤーキャラクターの作成方法は、サンプルキャラクターを選択する方法と、より詳細にキャラクターを作成するコンストラクションという二種類が用意されている。
 コンストラクションを選択した場合、PCを作るためには、以下のような手順を経る。

種族とクラスの決定

能力値の決定

アビリティとギフト

装備の決定

パーソナルデータの決定

▼種族とクラスの決定
 人族、魔族、獣族、機械族の4つのなかからひとつを、10種類のクラスのなからふたつを選択する。

▼能力値の決定
 前述の種族とクラスによって能力値が決定される。

▼技能の決定
 10レベル分の技能を選択する。

▼アビリティとギフト
 選択した種族、クラスタイプから3種類のギフトを選択する。ギフトとは、レガシーに隠された真の機能といえるだろう。
 10レベル分のアビリティを選択する。アビリティとは、キャラクターの使用できる特殊な技や受け継いだレガシーの機能を表わす。

▼装備の決定
 各キャラクター共通の金額で装備を購入する。

▼パーソナルデータの決定
 キャラクターの生い立ちやレガシーをどのように継承したかについて決定する。


 このように、PCは「どのように生まれ」「どのように生きてきたのか」に加え、「どのようなレガシーを持つのか」によって表現されるのである。


◆サンプルキャラクター
▼神速の刃
〜SwiftEdge〜

彼はレガシー・アクシーダーとして、荒事を得意する何でも屋として様々な仕事を請け負っている。彼にとって遺産は、生きるための“単なる強力な武器”でしかなかった。
こういう生き方は嫌いではない。だが、遠からずそうも言っていられなくなる。
その予感は間違っていなかった。

▼必殺の一撃
〜SharpShooter〜

彼はそれなりに名の知れた傭兵である。
彼は狙いを外さないし、レガシーは一撃必殺だ。
彼は一匹狼で生きてきた、きっとこれからもそうだろう。
だが、最近、仕事の裏に妙な影が見え隠れする。
何かが変わろうとしている。戦場で鍛え上げたカンがそう告げていた。


▼悠久の声
〜EternalVoice〜

彼女は、黄昏の世界で舞う巫女の一人である。
神々のために、人々のために楽を奏で、祈りを捧げ、舞を舞う。
か弱き人々のために、老いに、病に、戦いに、死に苦しむ人に一瞬でも安らぎや希望や生きる何かを持ってもらうために。
遺産は、そのための力を、彼女に与えてくれた。

▼無敵の拳
〜ViolentStrike〜

彼女は獣族に伝わるある闘技の伝承者である。
師匠から突然、修行の旅を言い渡され旅立った。
旅は総じてサイコーだった。
知らないこと、知らない人、楽しいこと、悲しいこと。
世界にはたくさんのことが詰まっている。
彼女の好奇心は激しくうずいた。

▼鋼の乙女
〜IronMaiden〜

彼女はレガシーを使用された特別製の機械族である。
だが、遙か昔に製造され、ずっと凍結されていた。
目覚めた今も、強大な力を持ちながら、その力を何のために、誰のために使うのか?
その部分はぽっかりと空白になっている。
彼女は生きる道を見つけるため旅立った。

▼電脳女神
〜CyberFairy〜

彼女は世界の情報を管理し、記憶する巨大なシステム“ケルブレム”のオペレーターである。
“ケルブレム”はすべてを収集し、記録していく。記録を用いる意志はなく、集める意図さえ、あなたには掴めない。
智と情報の深淵は、どこまでも果てがない。この情報の海の向こうで誰かがあなたを見ている。あなたが誰かを見ているように。

▼機甲魔術師
〜FullmetalMage〜

彼は世界の神秘を扱う魔導師である。
子供ながら天才魔導師としての名声をすでに確立していた。
だが、ある陰謀が彼を変えた。望んだわけでもない機械の腕。
皮肉にもその腕の力は、彼の力を強大なものとした。
失った腕に、なぜレガシーが使われたのか、それを知るものはもういない。
この腕は、彼に何をさせようと言うのだろうか。

▼冷たい弾丸
〜CoolBullet〜

彼はある国家に所属する特殊兵だった。
主に潜入と破壊活動をメインに行動している不正規兵。
たった一人で作戦をこなす。支援も協力者も無い。
任務の成功か、己の死か。それだけが支配する生き方。
だが、1機の鉄騎との出会いが、運命を変えた。



 キャラクターの作成が終われば、次はいよいよプレイスタートである。
 まず、このゲームの判定システムについて説明……。


【システム】
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